自然と一緒に眠る樹木葬という選択肢
近年、価値観の多様化が進み、物質的なものだけではなく人々の生き方にもさまざまなスタイルが生まれています。
働き方や周囲の人との関わり方、恋愛や家族の有り様についても多彩な様式が存在します。
これは人が生きている間のことだけに留まらず、今や終活あるいは死後に自分が入るお墓についても各人それぞれの形が見られます。
特に高齢になって身寄りのない人や、継承する人のいない墓を閉じたい人などにとって、従来とは異なる様式での埋葬・墓が求められています。
他人と異なる生き方が広く認められるようになった現代、死後の有り様についても多様なニーズへの対応が必要です。
仙台にある清浄山禪興寺では、新しい埋葬の形として注目されつつある樹木葬が可能です。
従来の埋葬というのは、広い墓地の中に家単位に区切られた場所に墓を立てて行われるものでした。
これとは異なり、樹木葬は一定の広さの土地の中に個人単位で遺骨を埋葬するというものです。
埋葬場所の目印として樹木を植えることもありますが、基本的には個人単位で自然の中に葬られる形になります。
こうした方法が台頭してきた背景には、死後は自然と一体になりたいとか従来の墓の形は残したくないといった考え方が増えて来たということがあります。
また、晩婚化や非婚化の割合が高くなり、従来の家単位の墓を維持することが難しくなったことも影響しているでしょう。
手続きに関しては費用も明示されているので安心で、宗派に関わらず行うことが出来るのも利用しやすいポイントとなっています。